タイヤのゴムの中の気泡が熱で破裂したもの
ブリスターは、手足にできる「マメ」や「水ぶくれ」という意味の英語(blister)。
モータースポーツでは、コンパウンドの中にあった気泡が膨れ上がり、タイヤ表面で破裂したものを言う。
形は様々だが、タイヤの表面に濃い黒色で点ができ、それが回転することで帯状に見える。以下のツイートに添付された写真が分かりやすい。
That looks suspiciously like a left-rear blister… 😉 #JapaneseGP 🇯🇵 #F1 pic.twitter.com/IKb9iewMVd
— Formula 1 (@F1) 5 October 2018
ブリスターの原因
タイヤの表面が過熱状態となり、コンパウンドが異常に柔らかくなってしまうことで、コンパウンド内部にあった気泡が表面に吹き出し破裂する。タイヤの内圧が高い場合、また走行中に温度が上がって内圧が上昇した場合などに起こりやすい。
ブリスターが性能に与える影響
タイヤの表面が破壊される分、グリップを発揮する面積が小さくなってしまい、タイヤの性能は落ちる。