インターミディエイト・タイヤとは? | モータースポーツ用語 | port F

インターミディエイト・タイヤ

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若干濡れた路面に適したタイヤのこと

F1でレースに持ち込まれる2種類のウェットタイヤのうち、軽く濡れた状態に適したタイヤ。テレビ解説では略して「インター」と言われることも多く、タイミング表示では緑色で「Inter」や(i)と表示される。

日本語ではまれに「浅溝(あさみぞ)」とも呼ばれる。

インターミディエイト・タイヤに対して強い雨・激しく濡れたタイヤ適したタイヤを「フルウェット」もしくは「ヘビーレイン・タイヤ」「深溝(ふかみぞ)」と呼ぶ。

2019年現在F1にタイヤを供給するピレリは、インターミディエイト・タイヤとフルウェット・タイヤには同社の一般車用オールシーズンタイヤの商品名である「Cinturato(チントゥラート)」という名前が付けられている。それに対して晴れ用タイヤは「P ZERO(ピー・ゼロ)」という一般車用ハイパフォーマンス・タイヤの商品名となっている。

排水性能は30リットル/秒

ピレリの公式サイト(英語版)には以下のように説明されている。

「インターミディエイト・タイヤはF1の雨用タイヤの中で最も多目的に使用でき、水溜りの無い濡れた路面と乾いた路面に対応している。時速300kmで走行しているときの排水性能はタイヤ1一本あたり、30リットル/秒。
利用できる範囲を広げるために新しいコンパウンドが用いられ、ドライ・タイヤとフルウェット・タイヤの利用範囲に適切にまたがることを保証している」

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