ブルーフラッグ(青旗)とは、ドライバーに対し「後方から車両が迫っているので、速やかに前を譲れ」という意味でコースマーシャルから掲示される、青色の旗のこと。
ただし、FIA発行の「国際モータースポーツ競技規則 付則H項(2018年3月版)」によると、振られる場面によって若干意味はことなる。
- 常 時
- ピットアウトしようとしている車両に対し、トラック上に車両が接近している場合、青旗が不動表示される。
- プラクティス中
- より速い車両が後方にいて、追い越そうとしている。
- 決勝レース中
- 通常、ドライバーが後方視界ミラーを十分に活用していないと思われる場合の、周回遅れにされようとしている車両に表示される。
この場合、当該ドライバーはなるべく早く後続の車両を先行させなければならない。
- 通常、ドライバーが後方視界ミラーを十分に活用していないと思われる場合の、周回遅れにされようとしている車両に表示される。
規則には明記がされていないが、決勝レースで3回連続でブルーフラッグを無視すると、ペナルティを受ける場合がある。
またF1の場合は、コースマーシャルが振る旗の他に、コースサイドのLEDディスプレイに青色が表示されたり、青旗を掲示されているドライバーのステアリングに青いLEDが点滅するなど、見逃されないような工夫がなされている。