ステイアウトとは(ある瞬間で)ピットインしない選択を採ること
ステイアウトとは、ピットインしてタイヤ交換やクルマの修理などを行うか、コースに留まり走り続けるか、という選択を迫られた時に、コースに留まり走り続ける選択を採ること。「外に留まる(stay out)」という意味の英語から。
セーフティカーおよび、バーチャル・セーフティカーが出動した時や、路面の状況が急速に変化する場合、ドライバー達が一斉にピットに入りタイヤ交換をする可能性が生まれる。そのようなタイミングで、ピットインする戦略をあえて採らなかったドライバー達をひっくるめて「ステイアウト組、ステイアウト勢」といった言葉遣いも、テレビ解説などでは聞かれる。
あくまで、“あるタイミング”でピットインしない戦略を採ることであり、レースのスタートからフィニッシュを通じてピットインしない、という意味ではない。レースを通じて終始ピットインしないことは「ノンストップ戦略」などと呼ばれる。ただし、今のF1ではドライコンディションで行われる限り、決勝レースでタイヤ交換が必須である。
「ステイアウト」の典型的な使い方
- 「XX周目のセーフティカーでステイアウトしたドライバー達が一気に順位を上げた」
- 「あのドライバーは、ステイアウトを長引かせたことで、アンダーカットされてしまった」