レースで前を行くライバル車の背後を走り、オーバーテイクするドライビングテクニック。
前車が車体後方に生み出す気圧の低い層に後方車両が吸いつけられ最高速度が上がることで可能になる。
ただ同時に後方車両はダウンフォースを失うため、コーナー途中で行われることはなく、基本的にダウンフォースが重要でない直線部分で行われる。
また近年DRSが利用可能になったことにより、純粋にスリップストリームを使って追い抜く場面は減っている。
略して「スリップ」と呼ばれることもある。インディなどのアメリカンモータースポーツでは「ドラフティング」とも呼ばれる。