No Further Actionとは日本語で「これ以上、行動を起こさない」という意味の英語。
F1では、アクシデントや規則違反の疑いがある行為に対して、レースディレクターや審判団(スチュワード)が審議を行うが、その審議の結果、特にペナルティを科したり、レース後の再審議などを行わない場合に、中継画面の中央上部分のレースコントロールからのメッセージ表示箇所に「No Further Action」と表示される。つまるところの、「おとがめ無し」ということ。
上記の画面キャプチャは、2018年F1アメリカGPの例。
「Lap 1, Turn 13 Incident Involving Cars 3 (Ricciardo) and 5 (Vettel) – No Further Action」と表示されている。これは「1周目ターン13での3号車(リカルド)と5号車(ベッテル)が関わった出来事(二人が接触し、ベッテルがスピンしたこと)について:これ以上何もしない」という意味となり、リカルドとベッテル、および彼らのチームには何の罰則も与えず、またこれ以上の審議も行わない、ということになる。つまり、この件については「おとがめ無し」という結論が出た、ということである。