マクラレーン・ホンダ F1
メルセデスAMG F1チームは2018年よりホンダPUを採用すると発表した。かねてから噂されていたホンダPUのマクラーレン以外への供給がついに今日発表されたことになる。

メルセデスのようなワークスチームが自社製エンジンを使用しない例は過去にはなく、前代未聞だ。またカスタマーチームのためメルセデス製PUの開発は継続される。

メルセデスのチーム代表のトト・ウォルフは「マクラーレンがメルセデスPU採用を検討している。もちろんそれでも彼らに勝つ自信はあるが、彼らがまでもがメルセデスPUを採用してしまっては、F1自体に偏りが発生してしまう」とコメント。

「それだけが理由ではない。F1は圧倒的な革新を起こせる者が勝つんだ。それは他でもないメルセデスとホンダだと信じている。これは勝つための決断にほかならない」

「すぐには勝てないこともわかっている。メルセデスもエンジンメーカーとして復帰してから優勝するまで4年かかったんだ」

チームの非常勤会長であるニキ・ラウダは「この決断に際しては社内で相当な反対意見もあった。当然だろう、開発は続けるものの自社のエンジンを捨て、未知数...いやマイナスからのスタートを試みるんだからね」

「コンストラクターとエンジンメーカーがきちんと向き合って、しかるべき努力をすれば必ず勝てる、諦めずに頑張ろう、ホンダにはそう言い続けているんだ」とラウダは続けた。

この件について、ドライバーであるルイス・ハミルトンは口を閉ざしていたが、ただ一言「今日は何月何日だっけ?」と意味深な言葉を発したという。



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